身の回りにある多くの電子機器の中には、普段気づかないけれど、
大切な“バリア”が隠れているよ。
その正体は「ソルダーレジスト」というインク。
電子回路を守り、地上から宇宙まで、さまざまな場所で使われているんだ。
いったいどんなふうに活躍しているのか、見てみよう!
スマートフォンやテレビ、ゲーム機や車など、電気を使って動かしたり操作したりするものには、必ずといっていいほど電子回路の土台となる「プリント基板」が入っているよ。でも、電子回路はとてもデリケート。湿気や熱、ほこりなどで、こわれてしまうことがあるんだ。
そこで登場するのが「ソルダーレジスト」というインク。プリント基板の上に薄く塗って、電子回路を守るバリアの役目をしているよ。これがあるからこそ、みんなが電子機器を安心して使えるんだ。普段、目にすることはないけれど、ソルダーレジストは毎日の生活を支える小さなヒーローなんだね。
プリント基板といえば、緑色を思いうかべる人も多いかもしれない。この緑色には理由があって、基板を作る人の目にやさしく、作業ミスをふせぐために使われ始めたんだ。でも、今は機械で作ることも増えたから、さまざまな色が使われている。例えば白はLED(発光ダイオード)の光を反射して、より明るく見せるため。黒は、光の反射をおさえて、ピンポイントで光を出したいところや、デザインをすっきり見せたいときに使われている。色によってちがう働きがあるなんて、まるで、それぞれが必殺技を持った戦隊モノのヒーローみたい。
太陽ホールディングスでは、目的に合わせて数百種類以上のソルダーレジストを作っているんだ。使う場所や用途がちがえば、必要とされる性能も変わってくる。色のちがいの裏には、それぞれの目的に合わせた工夫が隠されているんだね。見た目は普通のインクかもしれないけれど、化学のチカラがギュッとつまっているというわけ!
実は、太陽ホールディングスのソルダーレジストは世界でいちばん多く使われているよ※。地球の暮らしから宇宙の技術まで、今日もがんばれ、インクのヒーローたち!
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