バルブって知ってる?
あまり聞かないかもしれないけれど、実は水道の蛇口もバルブの一つなんだ!
世の中の90%以上のバルブは金属でできているけど、
“特別なプラスチック”でできたバルブもあるよ。
水族館や暮らしの裏側で大きな役割を果たしているんだ。
そのヒミツにせまってみよう!
水族館の水そうでは、たくさんの魚が気持ちよさそうに泳いでいるよね。あの大きな水そうの水をきれいに保つためには、見えないところで“水の流れ”をコントロールする装置ががんばっているんだ。そのカギとなるのが、「バルブ」という部品。パイプの中を流れる水や薬品を、止めたり・流したり・量を調整したりする働きがあるんだよ。もし、バルブがなかったら、水が止まらずあふれてしまうし、水そうを修理したり点検したりできなくなってしまう。バルブのおかげで、水族館の水そうは安全に管理されているんだね。実は、こうしたバルブは身近なところにもあって、水道の蛇口もバルブの一種なんだ!
バルブって、金属でできていると思う人も多いかもしれない。でも、実は“特別なプラスチック(=樹脂)”でできたバルブもあるんだ。このプラスチック製バルブには、金属にはない良さがたくさんあるよ! 例えば、「さびないから長もち!」「軽くて運ぶのも取りつけるのもカンタン!」「流れているものの成分に影響をあたえない!」こうした特長があるから、水族館や農業、養殖場、そして水や薬品をあつかうモノづくりの現場など、特に「安全性」や「薬品への耐性(薬品の影響を受けにくい)」が必要とされる場所で大活躍しているよ。まさに、軽くてタフな、未来を支える素材といえるね。
このプラスチック製バルブを作っているのが旭有機材という会社。第2次世界大戦が終わりをむかえるころ、「金属が足りないなら、自分たちで代わりを作ろう!」と、特別なプラスチックを接着剤として使い、木の板を金属のように強くする研究をはじめたんだ。その板を飛行機の部品に使おうとしたのが会社のはじまり。そんな“金属の代わりを作る”という発想が進化して、プラスチック製バルブを世界にさきがけてモノづくりの現場へと広めていったんだ。今では日本だけでなく、アメリカ・中国・アフリカなど、世界中の工場や施設で活躍中。今日もどこかで、旭有機材のバルブがみんなの暮らしを支えているよ。

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